Webサイトを新しく公開しました!
より見やすく、より使いやすくなりました。
https://sites.google.com/view/g-cham/
このサイトは一定期間経過後に閉鎖します。

G-CHAM

保健・医療・福祉のためのGIS(地理情報システム)
堀 池 研 究 グ ル ー プ

・堀池研究グループではGIS(地理情報システム)とオープンデータを使って街と人々が健康になる研究や活動を行っています。
・GISは保健・医療・福祉分野の皆様にとって有用で楽しいツールです。
・保健・医療・福祉に携わる方々が、楽しく面白くGISを業務で利用してくださるきっかけとなれば幸いです。
・皆様の職場の課題解決をお手伝いさせていただきますので、お気軽にご連絡ください。

新着情報

講義・演習用ページ

・このページは保健師養成機関(大学と大学院)にて、GISを用いた地域診断(G-CHAM)を行う事前準備のページです
・講義、演習、保健師実習では事前準備に基づきQGISで対象地域を地域診断し、地域の健康課題を抽出するとともに保健師実習を行いながら活用します
・内容はQGISのインストールと、QGIS用に作成済みのデータセットのダウンロードです
・各自所属機関の【事前準備】に従って作業を実施してください

琉球大学医学部保健学科  地域アセスメント  (zoom)

【事前準備】
各自のPCで以下の事前準備を当日までに実施してください。
※ダウンロード等に時間がかかるので余裕をもって実施してください(講義前日に行うとトラブルで焦ります)。
※不具合や質問があれば堀池までメールしてください。その際、エラー画面のスクショを添付していただけると助かります。
※メール対応は平日の9時~17時のみ対応します。
①以下の手順を実施する
Step 1. QGISをダウンロード
Step 2. 背景地図を加える
②以下のページの最下部にある沖縄県の名前をクリックしデータをダウンロードする
◆講義・実習関連QGISデータ
③ダウンロードしたデータを必ずデスクトップに保存させておく。④PCはフル充電しておき、充電ケーブルも持参する。ホイール付きマウスがあれば持参する。

データ
・国土数値情報:行政区域、国・都道府県の機関、市町村役場及び公的集会施設、医療機関、鉄道データ、バス停留所、バスルート、土砂災害警戒区域、津波浸水想定区域
・国土地理院:全国空中写真、淡色地図
・e-Stat:国勢調査小地域別人口、250mメッシュ別人口

奈良県立医科大学医学部看護学科  公衆衛生看護学活動展開論  (対面)

【事前準備】
各自のPCで以下の事前準備を当日までに実施してください。
※ダウンロード等に時間がかかるので余裕をもって実施してください(講義前日に行うとトラブルで焦ります)。
※不具合や質問があれば堀池までメールしてください。その際、エラー画面のスクショを添付していただけると助かります。
※メール対応は平日の9時~17時のみ対応します。
①以下の手順を実施する
Step 1. QGISをダウンロード
Step 2. 背景地図を加える
②以下のページの最下部にある奈良県の名前をクリックしデータをダウンロードする
◆講義・実習関連QGISデータ
③ダウンロードしたデータを必ずデスクトップに保存させておく。④PCはフル充電しておき、充電ケーブルも持参する。ホイール付きマウスがあれば持参する。

データ
・国土数値情報:行政区域、国・都道府県の機関、市町村役場及び公的集会施設、2次医療圏、医療機関、鉄道データ、バス停留所、バスルート、土砂災害警戒区域、洪水想定区域
・国土地理院:淡色地図
・e-Stat:国勢調査小地域別人口

高知大学医学部看護学科3回生  公衆衛生看護援助論Ⅱ(対面・オンライン)

【事前準備】
各自のPCで以下の事前準備を講義日までに実施してください
※ダウンロード等に時間がかかるので余裕をもって実施すること(講義前日に行うと不具合に対応できません)。
※不具合や質問があれば堀池までメールすること。その際、PCやQGISに関するエラーは画面のスクショを添付すること。
※メール対応は平日の9時~17時のみ対応します。
①2つのStepを実施する
Step 1. QGISをダウンロード
Step 2. 背景地図を加える
②以下のページから「高知県」の名前をクリックしデータをダウンロードする
◆すぐ使えるQGISデータセット
③ダウンロードしたデータを必ずデスクトップに保存させておく。④PCはフル充電しておき、充電ケーブルも持参する。ホイール付きマウスがあれば持参する。

データ
・国土数値情報:行政区域、医療機関(産婦人科、小児科、透析を抽出)、津波浸水想定区域、土砂災害想定区域、500mメッシュ別将来推計人口
・国土地理院:淡色地図、色別標高地図

【実施報告】※8/1追加
※事前準備として上記を講義2週間前に提示。
90分×3コマの構成  学生約30人(1グループ4~5人)
1. GIS講義 20分
2. QGIS操作体験  高知県  20分
3. QGISワーク①  高知県の南海トラフ地震対策  30分
<テーマ>GISで見えた高知県のクリエイティブな南海トラフ地震対策を1つ(他のグループと被らない面白い内容)
4.プレゼン(QGIS操作し口頭発表・2分×7G+α) 15分
5.MCG(Most Creative Group)賞投票、即時開示、上位インタビュー8分
※投票等はgoogle formで実施
6. GISワーク②  GISで高知県の保健政策を提案  90分
<テーマ>自由。各グループで設定。プレゼン資料は作成(媒体自由)
7.プレゼン(資料+QGIS操作・5分×7G+α) 40分
8.PHGG(Public Health Geographer Group)賞投票、即時開示、上位インタビュー8分
MCG賞
🥇沿岸部から山間部へ避難場所にもなるエスカレーターを複数構築し合流させる
🥈陸から波を発生させ沖合で津波を相殺する
🥉地下鉄技術を応用した地下都市を構築する
PHGG賞
🥇医師偏在と医療格差の医療圏別政策
🥈オンライン診療における携帯電話通信可能地域と通院支援
🥉避難所の被災リスクと最適化配置
🥉世帯数と発災時救助機関の立地
🥉公共機関と運動意識調査の関連
↓学生の感想(抜粋)↓
・QGISという今まで存在を知らなかったものを今回の講義を通して学ぶことができて非常におもしろかった。データが地図に反映され、「そんなことあるんだ」という驚きの連発だったが、地図に反映されることで他のデータとの関連や地域性をみることができ可視化することの大切さを学んだ。
・楽しくGISの活用法を身に付けることができた
・GISを使いこなせる保健師を想像するとかっこいいなと思いました
・QGISの使い方が講義前はあまり分からなかったが、講義後はとても役に立ち、保健師の仕事にもとても役立つものであるということがわかった
・今後使いこなして実習や他の授業に活用していきたい
・自分たちが就職したときに活用できるようになっていたいと思いました。
・その分野に秀でた人だけでなく、例えば子供や高齢者などでも、地図上の色分けで簡単に理解することが出来るため、保健師活動の中で活用し、保健指導など様々な場で活かすことが出来ると思った。
・事前準備の時には、こんなに難しそうなことをできるのか不安でしたが、実際にしてみると、思っていたよりもすることができて、非常に良い経験になりました。
・人口などの統計データだけでなく、健康意識などの調査データも地図上に反映できることに感動しました。
・投票してランキングを発表する仕組みは楽しくてやる気が出ました。
・とても楽しく保健政策の提案を行うことができました。

大手前大学大学院 国際看護学研究科 地域ケアシステム論(対面)

【事前準備】
各自のPCで以下の事前準備を当日までに実施してください。
※ダウンロード等に時間がかかるので余裕をもって実施してください(講義前日に行うとトラブルで焦ります)。
※不具合や質問があれば堀池までメールしてください。その際、エラー画面のスクショを添付していただけると助かります。
※メール対応は平日の9時~17時のみ対応します。
①以下の手順を実施する
Step 1. QGISをダウンロード
Step 2. 背景地図を加える
②以下のページから大阪市中央区の名前をクリックしデータをダウンロードする
◆すぐ使えるQGISデータセット
③ダウンロードしたデータを必ずデスクトップに保存させておく。④PCはフル充電しておき、充電ケーブルも持参する。ホイール付きマウスがあれば持参する。

データ
・国土数値情報:行政区域、医療機関、福祉施設、高潮浸水想定区域、津波浸水想定区域
・国土地理院:淡色地図、色別標高地図
・e-Stat:国勢調査小地域別人口
・大阪市オープンデータ:学校、保育所

岩手県立大学卒業生保健師研修会  ~さっこらmeeting~(オンライン)

【事前準備】
各自のPCで以下の事前準備を当日までに実施してください。
※ダウンロード等に時間がかかるので余裕をもって実施してください(meeting前日に行うとトラブルで焦ります)。
※不具合や質問があれば堀池までメールしてください。その際、エラーは画面のスクショを添付していただけると助かります。
※メール対応は平日の9時~17時のみ対応します。
①以下の手順を実施する
Step 1. QGISをダウンロード
Step 2. 背景地図を加える
②以下のページから岩手県滝沢市の名前をクリックしデータをダウンロードする
データ,webGISリンク
③ダウンロードしたデータを必ずデスクトップに保存させておく。④PCはフル充電しておき、充電ケーブルも持参する。ホイール付きマウスがあれば持参する。

データ
・国土数値情報:行政区域、医療機関、福祉施設、鉄道、バス停留所、バスルート、市町村役場等及び公的集会施設、500mメッシュ別将来推計人口、土砂災害警戒区域
・国土地理院:淡色地図、標準地図、全国最新写真
・e-Sta:国勢調査小地域別人口

大阪医科薬科大学看護学部4回生  公衆衛生看護学実習Ⅱ(保健師実習)
実習直前演習(対面)

【事前準備】
各自のPCで以下の事前準備を演習日までに実施してください
※ダウンロード等に時間がかかるので余裕をもって実施すること(演習前日に行うと不具合に対応できません)。
※不具合や質問があれば堀池までメールすること。その際、PCやQGISに関するエラーは画面のスクショを添付すること。
※メール対応は平日の9時~17時のみ対応します。
①以下の手順を実施する
Step 1. QGISをダウンロード
Step 2. 背景地図を加える
②以下のページから実習先市区町村の名前をクリックしデータをダウンロードする
◆すぐ使えるQGISデータセット
③ダウンロードしたデータを必ずデスクトップに保存させておく。④PCはフル充電しておき、充電ケーブルも持参する。ホイール付きマウスがあれば持参する。

【実施報告】6/2追記
90分×1コマの構成
・実習先グループごとに実習先自治体のデータセットを使用して以下を実施
①QGIS操作方法チュートリアル
②国土数値情報から使いたいデータを選ぶ
③データをダウンロードし各自のQGISに投入。
④②~③を繰り返す
<point>
・各自で別々のデータをダウンロードするので、短時間で実習先に関するデータが集まりやすい
(5人グループなら1回の②③で5個のデータが得られる。2回やれば10個になる。効率的!)
<学生の感想>
・難しいけれどとても活用できそうだと思いました。
・できたらすごく役立つと思うけど難しすぎてハードルが高いです。
・GISは保健師でなくとも色々な職業で活用出来るものだと感じた。
・看護学生にとっては馴染みがなく、何度か練習できる講義時間があればいいなと思う。

大阪医科薬科大学看護学部3回生  公衆衛生看護学管理論(対面)

【事前準備】
各自のPCで以下の事前準備を講義日までに実施してください
※ダウンロード等に時間がかかるので余裕をもって実施すること(講義前日に行うと不具合に対応できません)。
※不具合や質問があれば堀池までメールすること。その際、PCやQGISに関するエラーは画面のスクショを添付すること。
①以下の手順を実施する
Step 1. QGISをダウンロード
Step 2. 背景地図を加える
②以下のページから「高槻市」の名前をクリックしデータをそれぞれダウンロードする
◆すぐ使えるQGISデータセット
③ダウンロードしたデータを必ずデスクトップに保存させておく。
④PCはフル充電しておき、充電ケーブルも持参する。ホイール付きマウスがあれば持参する。
【2023年度実施報告】
※事前準備として上記を講義1週間前に提示。
90分講義の構成  学生約60人
1. GISの紹介 5分
2. データ展開、QGIS設定 10分
4. QGIS体験①  高槻市の人口  20分
5. QGIS体験②  大阪市の津波  20分
▶テーマ:GISで見えた必要な津波避難対策を1つ(他のグループと被らない内容)
・QGISデータ、操作説明  5分
・個人で確認  5分
・グループ半分ごとにディスカッション  5分
・グループでディスカッション  5分
6.グループごとにQGISを操作しながら口頭で発表(2分×9G+α:機器切り替え時間) 25分
※surfaceをHDMIに接続するための「type c-HDMIハブ」を必ず準備する。
5.MCG(Most Creative Group)投票、即時開示、表彰 5分
※投票等はgoogle formで実施
6. まとめ 5分
MCG結果
1位:川に挟まれた保育所集中エリアに船を設置。津波発生時に子どもを乗せて沖へ逃げる。
番外編:ユニバにヘリを降ろす。垂直避難エリアを明確にする。
↓学生の感想(抜粋)↓

  1. GISを使ってデータを可視化することで、インパクトがあり情報を伝えやすく印象に残るため、健康教育に有用であると考えます。地域の特徴をデータから読み取って考えることは、まずデータが膨大にあるので、何を目的にどのようなデータを集める必要があるか考えていくこと、情報が信用できるものであるか引用元を確認することが大切だと感じました。

  2. GISを初めて使用してみて、いろんな情報を可視化して分かるため、非常に面白く感じた。災害時、どこまでの被害がどの区域で起こりやすいのかなどが想定でき、どこに何があるのかなども可視化して分かるため、災害時の避難方法などが立案しやすいのではないかと感じた。また、対策方法も考えやすいのではないかと感じた。

  3. いくつもの分布データを重ねることで、条件を絞っていく感覚があって面白かった。条件に該当するか該当しないかで地域ごとの課題が見えてくるため、目的に合うふるいをかけていくかが重要だと感じた。今後も有効活用して、地域に合う課題をあげれるようにしていきたい。

  4. 実際にGISを使ってみて標高だったり、保育園の位置など複数の情報を地図として可視化できるのですごいと思いました。ただ、知りたい情報を得るためにどのデータを組み合わせるかが重要で、目的、使いたいデータをあらかじめ明らかにしておくことが大切だと思いました。使いこなして、地域診断に活用していきたいです。

堀池研究グループ

堀池  諒(Horiike Ryo)大阪医科薬科大学  公衆衛生看護学分野  助教
(GIS保健師/看護師/博士(保健学)/QGISユーザー)
#EBPM(根拠に基づく政策立案)  #GIS(地理情報システム)  #スキャン検定  #オープンデータ  #健康危機管理(災害・感染症)  #地域診断  #DX    #産学官連携・知的財産・特許  #人工衛星研究・活動内容
・保健医療福祉分野の皆さんのお役に立てるよう、GIS(地理情報システム)で街と人の健康を地理空間的に見える化したり統計解析しています。
・保健医療福祉分野におけるGISのハードルを下げ、「GISは業務で使うと楽しいし面白い」といってくださる方々が増えるような普及活動も行っています。
・ご相談は随時受け付けています。フットワーク軽く対応いたしますので、お問合せフォームからお気軽にご連絡ください。
プロジェクト
①オープンデータとQGISを用いた自治体向けの地域の健康課題や政策の分析・コンサルティング
②GIS地域診断、地区踏査DXの研修実施
③保健医療福祉分野における災害時対応とBCP・BCM
④結核疫学調査、接触者健診ゲームの運用
⑤空間スキャン検定による感染症対策
⑥LiDAR / NOLiDARによる3Dスキャン
⑦講習会の実施
⑧QGIS操作紹介サイトの運用
⑨気候変動観測衛星の観測データを用いた分析
⓾センサーやIoTを用いた受動喫煙対策
⑪出願中特許の市場化
そのほか、業績や経歴などはResearchmapをご参照ください。

オープンゼミ

ゼミは以下の日時で開催しています(学部4年生の卒業研究、卒業生の独自研究)
ゼミは各自がPCを持参しGISを使って分析しています。
オープンなのでご興味ある方はいつでもご参加いただけます(PC持参推奨)。
例:ゼミを体験したい。仕事や研究の相談がしたい  など。
【大阪医科薬科大学にご所属の方(学生や教員)】
・事前参加登録や事前連絡は不要です。直接お越しください。
【学外の方】
・事前参加登録をお願いします。入校手続きが必要なためです。
・事前参加登録はお問合せフォームから行ってください。参加希望ゼミの3日前までにお願いします。
・遠方の方はZoom対応も可能です。

2023年  堀池ゼミ予定表(随時更新)
場所はすべて大阪医科薬科大学看護学部(北キャンパス)です。

  1. 4/5(水) 13:15~14:15 @演習室3

  2. 4/26(水) 10:00~12:00 @演習室8

  3. 4/27(木) 10:00~12:00 @演習室8

  4. 同上    13:30~14:30 @演習室9

  5. 5/2(火) 13:00~14:00 @演習室5

  6. 5/9(火) 13:00~14:00 @演習室9

  7. 5/12(金) 13:00~14:00 @演習室2

  8. 5/22(月) 10:00~11:30 @演習室9

  9. 5/25(木) 10:15~11:30 @演習室9

  10. 6/7(水) 10:00~12:00 @演習室2

  11. 6/16(金) 10:00~12:00 @演習室1

  12. 6/21(水) 14:00~15:00 @演習室1

  13. 6/29(木) 10:00~12:00 @演習室6

  14. 7/6(木) 9:30~12:00 @演習室6

  15. 10/6(金)13:00~15:00 @演習室8

  16. 11/27(月) 10:00~12:00 @演習室8

大阪医科薬科大学看護学部3回生  ゼミ志望の方へ

4年生で所属するゼミについて、堀池ゼミを考えている学生は以下を必ず一読してください。◆事前の面談◆
・お互いの認識の齟齬を無くすためにも配置決定前に面談をオススメします。
・メールで候補日を3つ連絡してください。
・面談は卒業演習オリエンテーションから配置決定までの約1週間の間に行います。
◆堀池ゼミでの卒業論文の進め方◆
・オープンデータとGISを使って空間解析を行います。
・GISの操作手法は各自でwebサイトを見ながら取り組み、ゼミの際にわからない点を解消します。
(先輩方もGIS未経験から始めていますので大丈夫です)
・量的研究として統計解析も実施可能です。
・堀池研究グループのプロジェクトに参加することもできます。
・研究の進捗管理は各自で行います。
・ゼミの予定はこのwebサイトに掲載します。連絡はSlackを使用します。
・ゼミ志望調査までに各自が「GISで〇〇を明らかにしたい」と言えるように研究内容を考えておいてください。
◆特徴◆
・研究を楽しむこと、面白いと思えることを大切にします。
・困難に対しても主体的かつ創造性をもって取り組み、挑戦し続けることが必要です。
・社会に役立つ研究を行う意識を持ち、研究に積極的に取り組むことが必要です。
・堀池研究グループが主催する研修会や実証実験、フィールドワーク等に参加します。
・地理アイデア系コンペティションに応募します。
・研究結果を在学中に外部で発表します。
・卒業後は卒業論文の内容を公衆衛生学会総会で発表します。
(そのための準備を10月~11月頃にゼミで行います)
・論文投稿を行うこともあります。
◆先輩とのつながり◆
・堀池ゼミでは在学生と卒業生の縦のつながり、同期の横のつながりを大切にします。
・ゼミの在学生と卒業生(現役保健師や看護師)との交流MTGを8月頃に毎年行います(zoom)。
・在学中は卒業生から卒論や仕事等についてアドバイスをもらったり相談ができます。卒ドバイスをします。

2023年度  ゼミ生卒業研究内容
1. GISと到達圏解析を用いた子育て支援施設へのアクセシビリティの検討
<目的>
・QGISを用いて子育て支援施設の立地情報を可視化するとともに到達圏解析を行い、子育て支援施設からの アクセシビリティを明らかにし、子育て支援事業の利用促進につなげる
<結論>
・子どもと子育て支援施設が多い地域であっても、空洞化のように30分歩いても子育て施設にたどり着けない地区があった。
<データ出典・方法>
・国土数値情報:行政区域、鉄道、バス停留所、バスルート、市町村役場等及び公的集会施設
・国土地理院:淡色地図
・e-Stat:国勢調査小地域別人口
・堺市HP:子育て支援施設の一覧を作成しジオコーディングしPOIを作成
・到達圏解析:QGISプラグインであるQNEAT3を用いた。速度は子連れの歩行速度とし、5分間隔で30分まで算出。

2. 医療需要シミュレーションの必要性-GISと尼崎市のデータをもとに-
<目的>
・QGISを用いて、尼崎市の2020年から2040年の医療機関周辺の人口増減推移を明らかにし、将来の医療需要を予測する。
<結論>
・医療機関の周辺人口が最大で約20%も減少する医療機関があった。
<データ出典・方法>
・国土数値情報:行政区域、医療機関、500mメッシュ別将来推計人口
・国土地理院:淡色地図
・周辺人口の集計:ボロノイ図をQGIS標準機能を用いて作成。メッシュごとの重心点を各ボロノイ図に結合し人口の増減を算出。

2022年度  ゼミ生卒業研究内容
1. がん検診・特定健診の受診率向上に向けた保健師の効果的な活動に関する文献検討
<目的>
・保健師がどのように活動すれば両健(検)診の改善が見込まれるのか、保健師の効果的な活動について明らかにする。
<結論>
・保健師が住民に積極的に関わることや、地域特性と住民同士の結びつきの利用、ナッジ理論等の利用が必要と考えられた。
<方法>
・文献検討
2. 保健師が行う医療機関との連携による妊娠期からの切れ目ない支援
<目的>
・保健師が妊娠期から行う切れ目ない支援について、周産期と退院後の支援の連携について明らかにする。
<結論>
・母子への対人支援として直接的な関わりと、医療機関との関係構築という間接的な支援があった。
<方法>
・文献検討

講演・シンポジウム・セミナー運営の記録です。
ご関心のある演題がありましたら、お問い合わせください。
※学会発表の内容はこちらのページに記載しています。
2024年1月  岩手県主催 令和5年度特定健診・特定保健指導従事者研修 第2回スキルアップ研修
GIS(地理情報システム)を用いた特定健診・特定保健指導の可能性
2023年11月  岩手県立大学卒業生保健師研修会 さっこらmeeting
GIS(地理情報システム)とは?~保健師活動(地域診断)に活かすGIS~
2023年7月  3D都市モデル PLATEAU LT 04「分野を超える3D都市モデルによるまだ見ぬ世界」
「保健師がPLATEAUを使ってみたら地域の健康課題が見えた 」
2022年10月  日本公衆衛生学会  奨励賞受賞講演
「保健師活動におけるEBPM(Evidence Based Policy Making)推進のための実践研究」
2022年9月  令和4年度 第3回 東北大学大学院医学系研究科公衆衛生看護学分野研究会
「GISを用いた研究の紹介と現場での活用の可能性」
2022年3月  日本地域看護学会研究活動推進委員会  2021年度研究セミナー
「GISを用いた研究の理論」
2018年12月  金沢医科大学 教育改善プログラム2018
「GISを用いた地域の空間分析による授業方法の開発」
2016年8月  豊中市保健所
「保健師対象GIS勉強会」
2016年6月  河内長野市保健センター
「GISを用いた地域診断講習」
2016年1月  大阪府守口保健所 地域職域連携推進会議
「GISを用いた野菜摂取に関する住民アンケート調査の活用」

2024.4.11  5分で完了:すべての行政保健師様へのアンケートについて***
・今後の災害時保健師活動へ役立つWebGISとするため、アンケートを実施させていただきます。
ご協力をよろしくお願いいたします 。
(令和6年能登半島地震の対応経験及びWebGIS利用経験は不問です)
・詳しくは以下の全国保健師長会様HPをご参照ください。
webGISアンケートのお願い

<アップデート情報>
・2024.4.2:応急仮設住宅等を更新、避難所避難者数を更新(七尾市)NEW!
・2024.3.18:応急仮設住宅等を更新、避難所避難者数を更新(七尾市)、緊急復旧済み道路区間を更新し変更(元データ属性が変更されたため)NEW!
・2024.3.7:応急仮設住宅等を更新、避難所避難者数を更新(七尾市)
・2024.3.5:応急仮設住宅等を更新、避難所避難者数を更新(七尾市)、緊急復旧済み道路区間を更新し変更(元データ属性が変更されたため)
・2024.2.25:応急仮設住宅等を更新し変更(家アイコンを戸数に対応した円に変更)、避難所避難者数を更新(七尾市)、緊急復旧済み道路区間を更新し変更(元データ属性が変更されたため)、道路被災箇所及び通行止め区間を削除
・2024.2.19:応急仮設住宅等を更新、避難所避難者数を更新(七尾市)、避難所避難者数データを1/7分と直近のみ表示に変更
・22024.2.14:緊急復旧済み道路区間を更新、避難所避難者数を更新(七尾市)
・22024.2.13:応急仮設住宅等を更新、避難所避難者数を更新(七尾市)
・2024.2.7:能登半島各市町の保健センターを追加。避難所避難者数を更新(七尾市)、応急仮設住宅等のスプレッドシートリンクを表示、孤立集落グラフを削除
・2024.2.5:避難所避難者数を更新(七尾市)、緊急復旧済み道路区間及び通行止め区間を更新
・2024.2.1:応急仮設住宅等を更新、避難所避難者数を更新(七尾市)、緊急復旧済み道路区間を更新、表示データ調整
※応急仮設住宅等の緯度経度や戸数等を含むスプレッドシートも公開しています
・2024.1.29:応急仮設住宅等を追加、避難所避難者数を更新(七尾市)、緊急復旧済み道路区間を更新
・2024.1.26:避難所避難者数を更新(七尾市)、緊急復旧済み道路区間を更新
・2024.1.24:避難所避難者数を更新(七尾市)、緊急復旧済み道路区間及び道路被災箇所を更新、通行止め区間を追加
・2024.1.22:航空写真を1.17撮影分に更新、孤立集落人数を最終更新、避難所避難者数を更新(七尾市)、緊急復旧済み道路区間及び道路被災箇所を更新
・2024.1.20:孤立集落人数、緊急復旧済み道路区間、道路被災箇所を更新
・2024.1.19:孤立集落人数を更新、避難所避難者数を更新(七尾市)
・2024.1.18:孤立集落人数とグラフを更新、避難所避難者数を更新(七尾市)、緊急復旧済み道路区間と道路被災箇所を追加
・2024.1.17:DHEAT及び保健師チーム派遣状況リンクを追加、孤立集落人数を更新、避難所避難者数を更新(七尾市)、航空写真を1.14撮影分に更新
・2024.1.16:孤立集落人数を更新、難所避難者数を更新(七尾市)
・2024.1.14:建物輪郭データを追加(Google Open Buildings)
・2024.1.13:航空写真を1.11撮影分に更新、孤立集落人数更新、斜面崩壊・堆積分布を更新、難所避難者数を更新(七尾市
・2024.1.11:孤立集落人数を追加、避難所避難者数を更新(七尾市)、津波浸水域及び斜面崩壊・堆積分布を更新、学校データの不具合解消、津波浸水域と斜面崩壊に付属するデータを削除(雲範囲と判読エリア)
・2024.1.10:避難所避難者数を更新(七尾市)、町道通行止め箇所を追加(能登町)、フォント調整
・2024.1.9:通行可能道路(輪島市内の市道等) 、CS立体図(標高や傾斜が理解しやすい図)、土砂災害警戒区域を追加
全国保健師長会様HPにご掲載いただきました
・2024.1.8:避難所避難者数を追加(七尾市)
・2024.1.8:30種類のデータを公開、活用例と操作方法追加
----------
<概要>
・現地での保健師活動や派遣する側の下調べ等に利用できるマップを、QGISとwebGISであるFeltで作成しました。
以下のURLをクリックすると誰でも自由にマップをご覧いただけます
(ctrlキーを押しながらクリックすると、このページを残したまま新たなタブで地図が開き便利です)
https://felt.com/map/NotoEQ-TNe7D8i3TiiwZaDSgtwOaA?loc=37.04803,136.96376,12.91z&share=1
・データとして、人口分布や災害拠点病院、保健所や保健センター等の役場、開設避難所や避難者数などを含んでいます。
・データは全て公的機関からインターネット上に公開されているものです。
・スマホでも閲覧可能ですがPCまたはタブレットが見やすいです。
・操作を行っても元データは全く破損しないので、自由に操作してください!
・追加データや修正意見等をいただけますと助かります!(お問合せフォーム)

<活用例>
・土地勘がなくても派遣される保健師チームが現地の状況を俯瞰的に理解するのに役立ちます。
・開設避難所と避難者数が地図上で把握できます(1/8~七尾市に対応)
・健康管理を担当する避難所と本部機能等がある役場や保健所等の位置関係を把握できます。
・全戸訪問する際の訪問対象エリアを明確に把握でき、通行可能道路も把握できます(1/9~輪島市に対応)
・1/5時点の土砂崩れエリアが道路や避難所、医療機関と重ねられることで被災有無を推定できます。

<基本的な操作方法>
・データ:マップ左側にデータの見出しが並んでいます。
→黒色の文字は、マップに表示されているデータです。
→灰色の文字は、非表示のデータです。
・データ表示の切り替え:各データにカーソルを合わせると出現する目のマークを押します。
→目が開いていると表示、閉じていると非表示です。
*スマホの場合は、上部の数字(10.45などの数字)をタップしLegendをタップするとデータを切り替えるポップアップが出現します。
・詳細情報の表示:マップ上の四角や〇等の表示をクリックすると表示。
→例えば、250mあたりの人数や医療機関名、避難所名などです。
・人口:地図上の黄色い細かい四角が250m四方あたりの総人口を示しています(R2国勢調査)。
→黄色から赤色になるほど人口が多いことを示しています。
→市町村ごとに表示できます。
・1月5日撮影_航空写真
→1/5に国土地理院により航空機から撮影された現地の航空写真です。被災箇所がわかりやすいです。
→被災前の現地を俯瞰するには、上部にある薄緑色の四角マーク(数字の横)をクリックし、sateliteをクリックすると確認できます。

<保健師派遣先の自治体のみを見たい場合の操作(表示するデータを増やすパターン>
・左端データ一覧の下部にある「行政区域_」から見たい自治体名の上で右クリックします。
・「zoom to fit」を右クリックすると見たい自治体がマップ全体に表示されます。
・もう一度、自治体名を右クリックし「show only this」をクリックすると、背景地図のみが表示されます。
・データ一覧から表示したいデータを選びます。
→例:保健所等、市区町村役場・支所、災害拠点病院、R2国勢調査250mメッシュ人口
・データ名の上にカーソルを重ねると"閉じているまぶた"が出てきます。
・"閉じているまぶた"をクリックし"目を開いた状態"にするとマップに表示されます。
・表示したいデータを選ぶ作業を繰り返し完成です。

<石川県又は能登半島全体の状況を見たい場合の操作(表示不要なデータを減らすパターン>
・左端データ一覧の上部にある「保健所等」を右クリックし、「zoom to fit」をクリックすると石川県全体が表示されます。
・データ名の上にカーソルを重ね、"閉じているまぶた"か、"目を開いた状態"をクリックし表示したいデータを選ぶ作業を繰り返し完成です。

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QGIS用データ
QGISで分析する方用に、データとqgzファイルもダウンロード可能です。
以下のwebページからダウンロードしてください。
https://g-cham-how-to.carrd.co/#source
開設避難所、避難者数geojsonもあります。
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データ作成方法
・フリーでオープンソースの地理情報システムである、QGISを用いて以下のデータを収集、分析しました。
・その結果をwebGISであるFeltにアップロードし公開しています。
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データの出典
応急仮設住宅等
・応急仮設住宅(建設型)、定住促進住宅緊急入居、市営住宅緊急入居(公表自治体のみ)を対象
→石川県HP及び各自治体HPを確認し住宅の住所や戸数を収集。OSMで目視しジオコーディングし追加。
https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kenju/saigai/r6oukyuukasetsujyuutaku.html
→随時HPを確認していますが、完全に網羅されていない可能性があります。
→賃貸型応急住宅(みなし仮設)は膨大かつ網羅できないため収集していません。
→濱浦弘美先生(大阪医科薬科大学非常勤教員)、日々ご更新くださりありがとうございます!
石川県災害対策本部員会議
・孤立集落人数データを作成。作成手順は以下のとおり。
→本部員会議資料から孤立集落の地区名と人数を確認。
→地区に含まれる町丁字を石川県HPで確認し、QGIS上で地区ごとに小地域データ(e-stat境界線データ)から該当の町丁字を選定。
→集落エリアごとにマージし人数をテーブル結合した。
※集落区域オープンデータが無いため、作成したデータと集落地区名が異なっている可能性があります。
※「水滝」は町丁字に存在しないため、電子水準点のある位置を地理院地図で確認し該当の町丁字「字上上西」を便宜上設定しています。
→本部会議のリンクはページ最下部にあり
→1/21にて更新終了。孤立集落が実質的に解消されたため。
七尾市HP
・開設避難所、避難者数(1/7 18時分から追加)
→避難所名称の表記ゆれは開設中の避難所名称に統一。
→指定避難所一覧に未掲載の開設避難所は住所をOSMで確認しジオコーディングし追加(nullの項目あり)。
https://www.city.nanao.lg.jp/index.html
→1/13分よりX(旧Twitte)にて@ra0kley氏が作成の七尾市HP自動収集プログラムにより出力されるGeoJsonを利用
https://github.com/raokiey/R06-Noto-Peninsula-EQ-open-shelter-Nanao?tab=readme-ov-file
@ra0kleyさん!ありがとうございます!
輪島市HP
・通行可能道路
→公開されているPDFをQGISでジオリファレンスし追加。
→PDFに位置情報を付加して地図に重ねているので少し見づらいです。
https://www.city.wajima.ishikawa.jp/categories/bunya/seikatsu/doro/
能登町HP
・主な町道の通行止箇所
→公開されているPDFをQGISでジオリファレンスし追加。
→PDFに位置情報を付加して地図に重ねているので少し見づらいです。
https://www.town.noto.lg.jp/www/calamity/detail.jsp?common_id=20816
国土数値情報HP(国土交通省)
・行政区域データ(R4)、半島循環道路データ(H27)、土砂災害警戒区域データ(R4)、津波浸水想定区域データ(H29)、学校データ(R3)、医療機関一覧(R2)、緊急輸送道路(R2)、国・都道府県の機関(R4)、市町村役場等及び公的集会施設データ(R4)
https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/
e-stat
・令和2年国勢調査5次メッシュ(250m)
→利用したメッシュ番号:M5536、M5537、M5636、M5637
MIRUNE社が開発したQGIS用プラグインqgis-japan-meshを用いて作成。
https://www.e-stat.go.jp/gis/statmap-search?page=1&type=1&toukeiCode=00200521&toukeiYear=2020&aggregateUnit=Q&serveyId=Q002005112020&statsId=T001102&prefCode=17
石川県オープンデータカタログ
・災害拠点病院一覧(2020)、病院一覧(金沢市除く2023)
https://www.pref.ishikawa.lg.jp/opendata/iryo_index.html
・公共施設一覧
https://www.pref.ishikawa.lg.jp/opendata/shakaikiban_index.html
・指定避難所(2023)※指定緊急避難所から指定避難所との重複フラグtrueのみを抽出
https://www.pref.ishikawa.lg.jp/opendata/shakaikiban_index.html
国土地理院
・斜面崩壊・堆積分布データ
→国土地理院が1月2日及び1月5日に撮影した空中写真(正射画像)*
*注釈引用:(珠洲地区、輪島東地区、輪島中地区、穴水地区)から、令和6年能登半島地震によって生じたと考えられる斜面崩壊地及び土砂堆積箇所の範囲について判読(一部は再度判読)したものです。
※1 道路や河川上の土砂は、一部撤去されている可能性があります。
※2 穴水地区は、1月5日に撮影した空中写真(正射画像)のみを用いて判読しています。
※3 珠洲地区及び輪島中地区は、1月2日及び1月5日に撮影した空中写真(正射画像)を用いて、再度判読しています。
https://www.gsi.go.jp/BOUSAI/20240101notoearthquake.html#2
・津波浸水範囲
→国土地理院が1月2日及び1月5日に撮影した空中写真(正射画像)・(珠洲地区、輪島東地区、穴水地区、七尾地区)から、令和6年能登半島地震によって生じたと考えられる津波到達範囲(堤外地を含む)を判読(一部を再判読)して作成
※ 海岸線は空中写真(正射画像)に合わせて取得しており、地形図と整合していない箇所があります。
https://www.gsi.go.jp/BOUSAI/20240101notoearthquake.html#7
・令和6年能登半島地震 珠洲地区,輪島中地区,穴水地区,七尾地区  正射画像(2024年1月5日撮影)
https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html#t20240102notosuzu_0105do
国土交通省
・緊急復旧済み道路区間、道路被災箇所
→国土交通省HP 令和6年能登半島地震  道路復旧見える化マップよりGeoJsonをダウンロードし追加
https://www.mlit.go.jp/road/r6noto/index2.html
国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所
・CS立体図
→標高や傾斜が理解しやすい図。
→石川県が2020年7月~2023年2月に取得したLiDARデータ 0.5m
https://www2.ffpri.go.jp/soilmap/data-src.html
厚生労働省
・DEHAT、保健師チーム派遣状況
→「石川県能登地方を震源とする地震による被害状況等について」より該当箇所をスプレッドシートに転記
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37198.html
→濱浦弘美先生(大阪医科薬科大学非常勤教員)、日々ご更新くださりありがとうございます!
Google
・建物輪郭データ
→Japan West Buildings footprintのうち、能登半島エリアのみを抽出。
→part1~part4を1つのGeoJsonファイルにマージ。
https://data.humdata.org/dataset/openbuildingsv3westjapanearthquakeepicenter?
@MapMakinMeyers, thank you for letting me know about X!

<参考リンク集>
厚生労働省
石川県能登地方を震源とする地震について  トップページ
被害状況について
石川県
トップページ
災害対策本部員会議
市町村
七尾市
輪島市
珠洲市
穴水町
能登町

2024.6.11 第27回地域看護学会学術集会にて発表及びワークショップを開催します

・2024年6月28日~29日にかけて仙台市にて開催される第27回日本地域看護学会学術集会にて以下の発表を行います。
・ご興味のある方はぜひ現地会場又はオンラインにてご参加ください。
発表:P-11-2 WebGIS を用いた能登半島地震における保健師活動支援マップの作成ワークショップ
・次世代育成推進委員会ワークショップ    「引き出しあい、つながる場」~こんなことやってみたいを共有しませんか?~
・健康危機支援委員会ワークショップ  復旧・復興の過程で生じる移動と地域社会とのつながり~能登半島地震を対象に GIS(地理情報システム)を用いて~
日時等は以下の学会HPをご参照ください
https://jachn27.yupia.net/index.html

2024.4.4  読売新聞にて、望まない受動喫煙防止に関する実証実験結果が紹介されました

・Wi-Fiパケットセンサーを用いた、受動喫煙者数を推定する取り組みです。
・本実証実験結果を基に望まない受動喫煙を少しでも防止できるよう、取り組みを進めて参ります。
・今回の結果から喫煙者の方を責める意図は全くありません。望まない受動喫煙が発生する状況を変えたいと思っております。そのため屋外の閉鎖型喫煙所や受動喫煙が発生しない喫煙所の場所についても研究を開始しています。
・子どもをもつ1人の父親としても、タバコの煙を気にせず街を歩きたいと思っています。
読売新聞の記事は以下よりご覧いただけます。
・受動喫煙者の数、スマホでカウント…屋外喫煙所では「喫煙者数の15倍」のケースも

2024.3.22  保健師活動支援WebGISが国土交通省での検討会議にて取り上げられました。

・国土交通省  今後の国土数値情報の整備のあり方に関する検討会  第3回(3/13)  参考資料2に国⼟数値情報の活⽤事例として掲載されました。
・この検討会議は今後の国土数値情報の位置づけ(目指すべき姿・果たすべき役割)や、それに基づいた利活用に関する方向性、整備・マネジメントに関する方向性を検討し、国土数値情報の整備方針を検討することを目的として実施されています。
・国土数値情報の豊富なデータは、保健師活動とも深く関係しています。
・堀池研究グループでは、国土数値情報と保健師を掛け合わせGISに基づく保健師活動を支援いたします。
検討会議資料は以下URLよりご覧いただけます。
https://www.mlit.go.jp/tochifudousankensetsugyo/chirikukannjoho/tochifudousankensetsugyotk17000001_00029.html

2024.3.13  京都市社協主催  地域包括支援センターとすすめる地域アセスメント研修  にて講師を務めました

・「社協職員のための共創研修×エビデンスに基づく地域アセスメントのスタートライン」と題して実施しました。
・参加者は京都市内の社会福祉協議会、地域包括支援センターの皆様でした。
・研修では、エビデンスとコミュニティアズパートナーモデルに基づく地域アセスメントをご紹介するとともに、研修の半分の時間をワークとし実践的な内容で行いました。
・参加者の皆様からは、「自身の地区に取り入れてみたい」「GISで地域アセスメントしてみたい」との感想をいただきました。
・堀池研究グループでは、社会福祉協議会及び地域包括支援センターへのサポートを通じて地域包括ケアシステムの構築に寄与してまいります。

2024.3.8~3/10  能登半島地震における現地調査を行いました

・珠洲市、輪島市、七尾市(能登島含む)、志賀町、羽咋市、内灘町と移動し、能登半島を1周するように行動しました。
・目的は①保健師活動支援WebGISの検証、②災害時の保健師活動で利用する地理空間情報の収集でした。
・今回のチームは全員が保健師であり、被災地支援経験が豊富な佐々木先生と、現地の地理と支援関係者に詳しい板谷先生とご一緒しました。
・被災者の皆様や支援者の皆様とお話させていただいた内容と、収集したデータをGISで分析し、能登半島地震と将来に来たる災害に備えるプロジェクトを進めます。

2024.2.1  月刊「公衆衛生情報」2023年12月号に日本公衆衛生学会奨励賞  受賞者レポートが掲載されました

・2022年に日本公衆衛生学会より奨励賞をいただいた内容についてのレポートです。
・奨励賞は行政保健師として働きながら研究と発表を続けた成果をご評価いただき、とても身に余る賞でした。
・テーマは保健師活動におけるEBPM(Evidence Based Policy Making)推進のための実践研究です。関連の研究は上部の「G-CHAM紹介・実施例」からご覧いただけます。
・レポートでは、ハードだけれどやりがいのある「行政保健師の業務と研究の両立方法」や、「学会発表は旅行先ガチャ気分で行こう」等をできるだけ読みやすいように執筆しています。
・奨励賞を受賞する第2、第3の行政保健師の方が現れてくださることを強く願っています!

2024.1.29  岩手県主催  特定健診・特定保健指導従事者研修  第2回スキルアップ研修にて講師を務めました

・「GIS(地理情報システム)を用いた特定健診・特定保健指導の可能性」と題して実施しました。
・参加者の皆様は、特定健診、特定保健指導に従事されておられる岩手県及び岩手県内市町村の職員の方や、医療機関の皆様でした。
・講演では健康の社会決定要因や、健康日本21(第3次)、盛岡市内の職業分布やラーメン店とジムのマッピングを交えて行いました。
・実際にWebGISを触れていただきながら、最後にはPLATEAUもご紹介しました。
・今回の研修がGISを楽しいと感じ、利活用に進むイメージを持っていただく機会になれば幸いです。

2023.12.22  実証実験の取材記事が公開されました

Wi-Fiパケットセンサーを活用して受動喫煙者を測定。 “望まない受動喫煙者”を減らすことを目指した取り組み!・2023年に大阪市住之江区にある大型商業施設ATCにて行った、受動喫煙対策×IoTの実証実験についてです。
・「大阪・咲州から万博につなげる100 PROJECT」として、2025年の大阪・関西万博に関するサービスや製品、プロジェクトの創出を目指す取り組みの1つとして取材していただきました。
全文はこちらからご覧いただけます

2023.11.30  京都市主催  令和5年度地域包括支援センター職員等現任者研修で講師を務めました

実践から「新たな生活支援サービス創設」を行うための多職種連携研修
~統計データと地域の声を反映したエビデンスに基づく地域課題の抽出プロセス~
・上記テーマとして30分の講義と2時間の実践的な演習を行いました。
・京都市内全域の地域包括支援センターの方と行政担当課の職員の皆様約80名が参加されました。
・20グループに分かれて各デスクのPCからクラウドにアクセスし、演習シートに取り組みました。クラウドを利用したことで、各グループの共有が即時に行えるメリットもありました。
・堀池研究グループでは包括や社協の皆様とも協働し、エビデンスに基づく地域診断やGISを用いて地域包括ケアシステムを推進して参ります。

2023.9.26  【プレスリリース】
万博記念公園にてWi-Fiパケットセンサーと粉塵計を用いた受動喫煙対策に関する実証実験を行います
    【測定終了】

Wi-Fiパケットセンサーと粉塵計を用いた受動喫煙対策に関する実証実験を万博記念公園にて行います
~屋外における望まない受動喫煙対策にIoT・GISの技術を活用します~
・堀池研究室では、実証実験としてWi-Fiパケットセンサーに数多くの測定・解析実績を持つ株式会社社会システム総合研究所と、環境関連測定機器を取り扱うトランステック株式会社と共同研究として屋外開放型喫煙所周囲における受動喫煙人数の定量化を試みます。
・この実証実験は本学産学官連携コーディネーター荒谷氏からのWi-Fiパケットセンサーに関する情報提供を発端に申請の助言も受けて、一般社団法人日本禁煙学会より2023年度研究助成を受けて実証実験を行います。また万博記念公園マネジメント・パートナーズのご協力により万博記念公園をフィールドとして実施します。

取り組みの背景

・屋外開放型喫煙所においても受動喫煙が発生しています。既存研究では、タバコの煙に含まれる物質を測定し喫煙所から流れ出る煙の濃度を測定することで、煙の拡散範囲を測定する研究は実施されています。一方、喫煙所付近を通行する受動喫煙を受ける人数を定量的に測定した報告は少なく、目視で計測しようとすると大きな人件費と手間がかかってしまう課題があります。
・そのため、堀池研究室ではWi-Fiパケットセンサーを用いた手法を、一般社団法人日本禁煙学会の2023年度研究助成に応募し採択されたことに加え、各企業・団体様のご協力をいただき実証実験が実施される運びとなりました。

実証実験内容

・本実証実験では根拠に基づく政策立案(EBPM)を推進するために必要となる屋外開放型喫煙所周囲における受動喫煙人数の定量化を試みます。
・実証実験が成功すれば屋外喫煙所周囲の受動喫煙人数の定量化手法が確立されます。受動喫煙人数が数値として把握できるため、屋外喫煙所を移動または閉鎖型喫煙所に変更する必要性の判定基準を検討する一助となるものと期待しています。
・また、喫煙所を移動や閉鎖型に変更した際には変更によって回避できる受動喫煙人数を算定できるため、屋外喫煙所の多くを管理する自治体の受動喫煙対策予算を計上する際の根拠資料として利用できます。
1  実証実験期間(予定)
・2023年9月28日(木)~10月29日(日)
・センサー設置日は9月28日(木)、現地での目視による人数計測および粉塵計を用いた計測は10月29日(日)を予定)
2  実証実験内容
・屋外開放型喫煙所にWi-Fiパケットセンサーを設置し屋外喫煙所周囲を計測し受動喫煙範囲を通行する人数を測定
・現地で目視による人数の計測も実施しセンサーが測定したデータと比較
・タバコ煙を測定する際のグローバルゴールデンスタンダード機である粉塵計SIDEPACK AM502iを使用し喫煙所周囲のPM2.5を位置情報とともに測定しすべての結果をGIS(地理情報システム)に統合し地理空間的に分析
3  今後の展開
・堀池研究室は本件の実証実験及びATCでの実証実験(URL:https://teqs.jp/news/2023092523198)を通じて、根拠に基づく政策立案を展開し望まない受動喫煙対策を推進してまいります。

実証実験体制

<堀池研究室について>
代表:堀池諒(ほりいけ  りょう)
所属:大阪医科薬科大学看護学部  助教
経歴:大阪大学大学院にて博士号(保健学)取得。専門は保健医療福祉分野におけるGIS(地理情報システム)を用いた根拠に基づく政策立案(EBPM)。高知県庁にて保健師として勤務し2022年から現職。日本公衆衛生学会より行政保健師として初めて奨励賞を受賞。保健師とGISを組み合わせて国土交通省主催イベントに招待され登壇。
https://researchmap.jp/horiike_ryo
<株式会社社会システム総合研究所について>
ICTシステムの設計、開発や移動体解析・管理システム、プローブ解析システム、Wi-Fiパケットセンサーによる交通観測等あらゆるシステム開発を行っています。金融・情報サービス分野のコンサルティング、情報システムの研究と開発、都市開発分野におけるコンサルティングを主な事業領域として、新しい社会インフラの構築を目指しています。
https://www.jriss.jp/
<トランステック株式会社について>
環境関連測定器を中心とした電子機器の輸入販売ならびに保守サービス(校正・修理)の提供およびクリーンルームの清浄度連続監視システムなどのシステムソリューションの提供を行っています。35年以上に亘る精密環境計測器の販売・メンテナンスの実績と、製薬向けシステムの開発実績をベースにお客様へ最適な解決方法を提案いたします。
https://www.transtech.co.jp/
<一般社団法人日本禁煙学会について>
世界保健機関が予防しうる単一で最大の疾病と早期死亡の原因と指摘する、タバコの使用、ニコチン依存症及びタバコ煙へのばく露をなくすため、禁煙及び受動喫煙防止に関する学術研究、教育、広報等の事業を行い、タバコ規制に必要な科学的知識・技術の発展と普及に資することで、社会全体としての健康保持に寄与することを目指します。
http://www.jstc.or.jp/

報道関係の方からのお問い合わせ先

担当:堀池研究室
MAIL:[email protected]

プレスリリースPDF

プレスリリース本文

Wi-Fiパケットセンサー計測におけるプライバシーポリシー

2023.9.25  【プレスリリース】
ATCにてWi-Fiパケットセンサーによる受動喫煙人数の定量化に関する実証実験を行います
  【測定終了】

・屋外に設置されているパーテーション式の喫煙所付近で、タバコのニオイを感じたことはありませんか?
・この度、実際に使用されている屋外喫煙所にてWi-Fiパケットセンサーを用いて受動喫煙人数定量化に挑戦し、受動喫煙対策を推進します。
・期間は2023/9/28~2023/10/28までで、大阪・咲洲の複合商業施設「ATC」にて行います。フィールドは大阪産業局ソフト産業プラザ(TEQS)様のAIDORエクスペリメンテーション事業としてご提供いただきました。
・日本禁煙学会様の研究助成に採択いただき、(株)社会システム総合研究所様との共同研究として実施します。
・詳細はプレスリリース本文をご覧ください。
TEQSプレスリリース本文:https://teqs.jp/news/2023092523198
大阪市プレスリリース本文https://www.city.osaka.lg.jp/keizaisenryaku/page/0000608763.html

Wi-Fiパケットセンサー計測におけるプライバシーポリシー

2023.9.8  Felt Innovation overflowに掲載されました

・誰もが使える強力なweb GISツールサービスであるFeltに堀池の使用例がコメントとともに掲載されました。
・公衆衛生分野としてで初めて掲載です。
・Felt HP:https://felt.com/product

記事本文
Professor of Public Health, Ryo Horiike, PhD, discovered the 'Add to Felt' QGIS plugin and had this to say about it: "Felt is great! It's simple to import from QGIS, has an easy-to-use interface, is lightweight, can be shared and edited online, and even has support for Japanese language!"

2023.8.26  2023 年度 第 38 回全国保健師教育機関協議会 夏季教員研修会にて講演しました

・全国保健師教育機関協議会は、日本全国の保健師養成機関のうち85%が加入する最大の協議会です。
・教員及び現場の保健師を対象として夏季研修講師を担当しました。
・大規模災害や感染症等の健康危機管理にGISを活用するため、GISの具体的な活用方法と学生の感想等をご紹介しました。
・リンク:https://www.zenhokyo.jp/education/doc/2023-kaki/kaki-program-03.pdf

2023.8.1  保健師ジャーナルでGISの連載が始まりました

・GISが「わかる」「操作できる」「保健師業務に活かせる」一石三鳥の連載です。全6回を予定しています。
・GISを初めて聞く方にも楽しく読んでいただける内容になっています。
・保健師ジャーナル Vol.79 No.4  2023年 08月号  保健師活動を地図で見える化!  GISを使いこなそう
第1回:GIS?  何それ?  何ができるの?
・リンク:https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.11477/mf.1664201967?p=firstTab

2023.7.28  国土交通省主催  3D都市モデル PLATEAU LT 04に登壇しました

・この度、国土交通書主催イベントに招待登壇しました。
・講演内容はGIS保健師として保健師活動と3D都市モデルPLATEAUの相性の良さと活用事例についてです。
・当日のレポートはこちらからご覧いただけます。https://www.mlit.go.jp/plateau/journal/j035/
・発表に使用したスライドはこちらで公開しています

2023.3.13  日本禁煙学会の2023年度助成金対象研究に採択されました

研究テーマ:屋外開放型喫煙所の周囲における受動喫煙曝露人数の定量化~Wi-FiパケットセンサーとGISを用いて~
・受動喫煙の無い世界を目指して社会実装を含めた研究を実施します。
・禁煙学会URL:http://www.jstc.or.jp/modules/research/index.php?content_id=1

2023.3.3  保健医療福祉の皆さんのためのGIS操作方法紹介ページを公開しました

・パソコンが苦手でも、GISに触れたことがなくても、画面に表示される内容を真似するだけでGISが操作できるようになることを目指しています。
・必要なものは①パソコンと②インターネットだけです。ホイール付きのマウスがあると操作しやすいです。GISソフトは無料のQGISを利用します。
・詳しくは下のボタンをクリックしてください。

2022.8.31  科研費に採択されました

・題名:地理情報システム(GIS)と3D都市モデルを用いたCOVID-19流行リスクマップの開発
・GISで地域の3D都市モデルを作成し、人の密集や店舗の情報から新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行場所の違いによる流行リスクをスコア化し可視化します。
・研究活動スタート支援https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-22K21188/

2022.7  デジタル庁オープンデータ100に選定されました

・オープンデータ100はデジタル庁が、オープンデータの取組を検討する地域の方々の参考になるよう、様々な事業者や地方公共団体等によるオープンデータの利活用事例、アクティビティ(全国各地の特筆すべき継続的なイベント・プロジェクト等)を公開しているものです。
・民間事業者による利活用事例のNo.38として「G-CHAM:GISで地域診断」が選定、登録されました。
・上記画像はpptx形式でダウンロードできます(No.38をご参照ください)

2022.12.6  内閣官房主催 イチBizアワードにて「ノミネート賞」を受賞しました

・受賞題目「デジタルツインを活用した災害避ゲーム」
・本コンテストは日本政府として地理空間情報の活用を促進することで、誰もがいつでもどこでも自分らしい生き方を享受できる社会の実現を目指す一環として実施されました。
・応募総数390件の中から選ばれ、国土交通省の3D都市モデルPLATEUを用いて要配慮者支援を含む災害時の避難を楽しくリアルに体験できる提案を行いました。
・今回の受賞を踏まえ、保健師業界における地理空間情報の活用をより一層推進していきます。
・コンテストHP:https://www.g-idea.go.jp/2022/award/

2022.10.8  公衆衛生学会より奨励賞を受賞しました

・受賞題目「保健師活動における EBPM(Evidence Based Policy Making)推進のための実践研究」
・現場の保健師として活動しながら、研究的取り組みを通じ担当事業について根拠に基づく政策立案(EBPM)を行い、公衆衛生の向上に資する実践研究を一貫し続けてきたことに対して賞をいただきました。
・保健師活動に対する奨励賞は学会初とのことです。
・特にGISを用いて空間解析を実施することで、地域の健康を可視化し健康課題を分析することや、地域住民の健康に保健師活動が重要であることの根拠を作っています。

G-CHAM
GIS based Community Health Assessment Method
~GISを用いた地域診断メソッド~

  • GISを使って、街と人に関する多種多様なデータを地理空間的に可視化したり、統計解析を実施することができます。

  • GISとは地理情報システムの略で、複数のデータを重ねて1枚の地図でみることができるシステムのことです。

  • データは誰でもダウンロードできるもの(オープンデータ)だけでも150種類以上利用できます。

  • また、宇宙にある人工衛星が観測したデータ(地上の温度や積雪等)も活用できます(JASMES)。

  • 実際にGISを使って分析した実例を見ていただくのが手っ取り早いです。

  • 下の青いボタンをクリックして分析例をご確認ください。資料もダウンロードできます。

GISを使って地域を分析した一覧です
全ての資料はスライドやポスターの形式で自由にダウンロードできます
また、ご利用の際は「堀池諒, https://g-cham.carrd.co」の標記で自由に利用できます(CC-BYライセンス)

GIS・しきさいちゃん(G-COM-C)・熱中症リスク

  • 2023年 第82回日本公衆衛生学会総会にて発表

  • JAXAが運用する気候変動観測衛星しきさい(G-COM-C)の観測データを利用

  • 地表面温度の分解能250m、観測誤差2℃以内というJAXAの驚異のリモートセンシング技術を公衆衛生に利用

論文がアクセプトされました

  • 論文名:Using Spatial Scan Statistics and Geographic Information Systems to Detect Monthly Human Mobility Clusters and Analyze Cluster Area Characteristics

  • 感染症対策への提言として、人流がどこに密集するか月毎の特徴をオープンデータとGISと空間スキャン検定で明らかにした内容です。

  • 国土数値情報の行政区域、500mメッシュ別将来推計人口、鉄道データ、G空間情報センターの人流データを利用しています。

  • in press(アクセプトされたが発行待ち)ですので掲載され次第情報を更新します。

GIS保健師とPLATEAU

  • 2023/07/28(金) 3D都市モデル PLATEAU LT 04にて招待され登壇

  • 保健師活動とPLATEAUの具体的活用例をプレゼン

奨励賞受賞講演

  • 公衆衛生学会より奨励賞を受賞(現場の保健師として初!)した際の講演スライド

  • 「保健師活動におけるEBPM(Evidence Based Policy Making)推進のための実践研究」と題して講演しました

訪問診療は地域全体に行き届いている?

  • 四国4県の訪問診療が地域住民全体をカバーできているか、提供機関の密集度に地域差があるかGISで分析

  • 都道府県によってカバー率は同じでも密集度に大きく差があったため、提供体制を分析するには複数の指標を組み合わせることが必要

  • 2019年 第1回在宅医療連合学会大会 発表

自動車を運転せず(できず)に高齢者が徒歩で通院することは可能?

  • 医療機関とバス停、居住地点を地図上で一元的にGISで分析

  • 高齢者が医療機関にもバス停にも歩いて到達することが困難なエリアが明らかになった

  • 山間部だけではなく、都市部にも認められた(医療アクセスの空洞化)

  • 2020年 第2回在宅医療連合学会大会 発表

地域で病床機能の配分を検討するとき、病院周辺の人口は将来的に減る?増える?

  • 病床機能別の病院立地と周辺の将来推計人口の推移をGISで分析

  • 地域医療を守るためには将来の人口増減を地理的に把握し病床機能を検討する必要があることが明らかになった。

  • 2018年 第77回公衆衛生学会総会 発表

**地方の訪問看護ステーションほど、広大な面積を管轄し点在する多くの高齢者をケアしてる?
**

  • 訪問看護ステーションのマッピングと管轄エリア、エリアごとの高齢化人口と高齢化率をGISで分析

  • 都市部から離れる訪問看護ステーションほど、管轄範囲は広い上に点在する利用者をステーション単独でケアしている現状だった。

  • 2017年 第28回在宅医療学会学術集会 発表

人工衛星から高齢者の熱中症リスクを予測できるか?

  • 気象観測衛星「ひまわり8号」が観測したデータを基にGISで分析

  • 土地の利用状況(田畑or建物)と人口データを合わせることでリスクを可視化できた。

  • 2019年 第78回公衆衛生学会総会 発表

**コロナ対策として、街のどこにどんなお店や建物、人が密集しているかわかる?
**

  • 現実の建物と同じ形状の3Dデータと人の密集データをGISで分析

  • 建物の利用用途による建物の密集度合や、人の密集場所が経年的に地理的に変化していることがわかった。

  • 2022年 第81回公衆衛生学会総会 発表

密にならない公園はどこか?子どもの遊べる場所を守る

  • 東京都と大阪府の全ての都市公園をマッピングし居住人口と掛け合わせて公園の密集度をGISでシミュレーション

  • 密になる公園が可視化されるとともに、密を回避するための利用者向け政策を検討する一助となった

  • 2020年 第79回公衆衛生学会総会 発表

アフリカのスーダン共和国で家畜と同じ水源を飲料水として利用する場合の、細菌学的及び地理空間的特徴は?

  • スーダン共和国で水源のサンプリングと培養、スマホで位置情報と標高を取得しGISで分析

  • 標高の高い場所にあるトイレ(地面の穴)と低い場所にある水源、水源から家屋までの距離を明らかにし水資源管理を検討できた

  • 2017年 第76回公衆衛生学会総会 発表 *ポスター賞受賞

特定空家の活用方法として、介護予防のための農地として利用できる?

  • 特定空家と高齢者人口と要支援率から地域ごとの要介護状態回避率をGISでシミュレーション

  • 特定空家の新たな活用方法を見出すことができた

  • 2021年 第3回在宅医療連合学会大会 発表

津波避難誘導標識の設置場所は少ないし、避難方向に迷ったら津波に飲み込まれる?

  • 津波避難誘導標識の有無による避難行動所要時間をGISで可視領域解析とシミュレーションで分析

  • 誘導標識を途切れずに設置できれば、設置しない場合より9分早く避難場所に到達できる

  • 2019年 論文掲載 Plosone ^Horiike R, Nakai H, Itatani T, Shirai F, Konishi K (2019) PLoS ONE 14(6): e0217512. Using GIS to simulate tsunami evacuation guidance signs for the hearing impaired. ^

人工呼吸器を装着した在宅療養者の津波避難行動をシミュレーションできる?

  • 在宅療養者と津波浸水エリア、避難場所をマッピングするとともにGISで最短経路を分析

  • 逃げ遅れる療養者を判別でき、避難所まで最短経路だと津波の方向に逃るなどリスクのある経路であることがわかった

  • 2018年 論文掲載 Plosone ^Nakai H, Itatani T, Horiike R, Kyota K, Tsukasaki K (2018) Tsunami evacuation simulation using geographic information systems for homecare recipients depending on electric devices. PLoS ONE 13(6): e0199252. ^

500m以内に食料品店が無かったら「食料品アクセス困難」って農水省は言うけど、現状はどうなの?

  • 山間部の食料品店と居住地と標高をGISで分析

  • ある自治体は住民の5%しか食料品店から500m以内に居住していないし、直線距離でも食料品店へ平均3km以上離れていた

  • 2018年 第29回在宅医療学会学術集会 発表

保健師学生の教育にGISを導入するには?

  • 在宅療養者と津波浸水エリア、避難場所をマッピングするとともにGISで最短経路を分析

  • 逃げ遅れる療養者を判別でき、避難所まで最短経路だと津波の方向に逃るなどリスクのある経路であることがわかった

  • 保健師活動の見える化(家庭訪問や指導件数の可視化による、財政担当課及び事務職への訴求性向上)

  • フォロー対象者やハイリスク者の地域分布

  • 感染症ホットスポット、クラスター解析

  • 家庭訪問対象者のマッピング

  • 出前教室、健康教育実施場所のマッピング

  • 地域職域連携の資源マップ

  • 保健事業と介護予防の一体的な実施(データ解析、地域課題分析、通いの場等の把握、関係部署間の合意形成)

  • 市町村への技術的助言の際の対象市町村分析

  • がん検診、特定健診、保健指導、KDBの地域分布

  • 保健師人材育成研修での活用(地域診断や事業・政策立案評価)

  • 各種計画策定と評価への利用:健康増進計画、食育推進計画、医療計画、地域医療構想、自殺対策計画、子ども・子育て支援事業計画、データヘルス計画、地域福祉計画、地域防災計画、個別避難計画など

  • 疾患と環境要因の関連

  • 患者の地域集積性

  • 他職種連携による在宅医療提供体制

  • へき地医療の医療提供体制

  • リハビリテーションの地域資源可視化

  • 薬局が地域包括ケアシステムの一員として実施する活動

  • 各地域における地域包括ケアシステムの可視化

  • 入所通所施設利用者の分布とサービスへのアクセシビリティ

  • 要支援、要介護度に応じた医療介護連携

  • 包括支援センター、社会福祉協議会の事業立案、評価

  • 認知症徘徊対策

  • 個別避難計画該当者の抽出

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過去のお問合せ例(抜粋)
・このデータを地図にしてほしい
・地域医療資源を見える化してほしい
・GISの操作方法を素人でもわかるように教えてほしい
・人材育成研修で保健医療福祉の現場にGISがどう役立つか講演してほしい
・現場の保健師が学会発表するので抄録の書き方から教えてほしい
・学生に大学院進学についての講演をしてほしい
・保健師を目指す学生に都道府県、市区町村、産業での仕事の違いを伝えてほしい
・業務コンサルテーションをお願いしたい

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